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神奈川県鶴見川をホームにシーバス用ハンドメイドルアーを制作/販売しています。

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「spika」は2024年4月に運営を開始したシーバスルアーブランドです。
近年、3Dプリンターの普及に伴ってプラスチックのハンドメイドルアーが個人制作できるようになりました。

3Dプリンターは1万円前後から購入する事ができて、データ制作するCADも個人制作ならば無料で使えるFusion360があるため、金銭的な敷居はかなり低くなったと思います。

また、Youtubeが一般的になり、少し検索すればルアー制作の手順や必要な道具なども簡単に調べる事ができます。

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私自身は20年程前に趣味でルアーを制作を始めました。
最初はバルサを削り、針金を曲げ、中通しオモリを入れたルアーを作りました。
形は不細工、とりあえず貼られたホロ、筆で塗った感満載の色、尻下がりのウェイトバランスといったルアーが出来ました。
リップの付け方もよくわからなかったのでナシ。当然ほとんどアクションしないルアーができあがりました。

こんなルアーで釣れるわけながないと思って数年放置していたのですが、たまたま沖縄旅行に行った先でこのルアーを投げてみたところ魚が釣れたのでした。
「自作ルアーでも釣れるんだ!」というのが衝撃的で、この体験がルアー制作にハマっていくきっかけになりました。

ルアーを制作していくと、どんな形にするとどんな動きになるのかだんだんわかってきます。
季節や状況に合わせて「次はこんな釣りがしたいからこんなルアーを作ろう」と考えるようになってきます。
自作したルアーで釣る楽しさは市販のルアーでは経験できないものです。

また自分で作るという経験を踏まえると、一般的に流通しているルアーがどのように生まれてきたのか想像できるようになります。
王道のルアーと新機軸のルアー、定番のルアーと流行に乗ってるルアー。売るための要素、釣るための要素。ルアービルダーさんの個性、監修者の狙い/考え、そういう事がより実感を持ってわかるようにのも面白いです。

ルアー釣りに飽きてしまう要素の一つにマンネリ化というのがあると思いますが、ルアーを自作する事によってこれがなくなります。
新作を初めて使う時の期待感。狙い通りに動くか、飛距離はどうか。魚の反応は?
新作の1投目で釣れる事もあります。そんな楽しさは買ったルアーでは味わえないです。

【spika】は私がルアー制作を通じて楽んできたものを形にしたブランドです。
先々のことはわからないですが、今spikaで制作しているルアーは家庭用3Dプリンターで制作したもので、
誰でも手に入れられる体制で作っています。

比較的ラクに組み立てができるものは、組み立てキットの形で販売しようと思っていますので、自作ルアーでもこのぐらいのものだったら作る事ができるという目安にしてもらえたらと思います。

あなたの釣りがより感動的になるために。

2024年7月6日
spika代表 中村秀生